令和2年1月18日(土)、茨城県笠間市の茨城県狩猟者研修センターで狩猟免許のうちの銃猟の試験を受験しました。
センターの建物は工事中でした。
射撃場。
狩猟免許試験は、一般にイメージされる猟銃を使う猟法のための試験と、罠を使う猟法のための試験とに分かれています。
前回、昨年12月12日にこのうちの罠猟を受験し、今回、銃猟を受験しました。
銃猟免許試験は、一種-装薬銃(火薬を利用するタイプ)と空気銃の双方を使用できる-と、二種-空気銃のみが使用できる-に分かれます。
今回私が受験したのは、一種です。
なお、この日は罠猟の試験も同時に行われ、受験生の数はかなり多かったです。
試験について
試験会場
試験会場は、上記のとおり、今回は笠間市の茨城県狩猟者研修センターでした。
時々、土浦合同庁舎など別の場所が試験会場となっていることもあるので、受験前には必ず確認しておきましょう。
試験の内容-一部免除
① 知識試験(猟具)
② 身体検査(視力、聴力、運動能力)
③ 実技試験(銃の取扱い、狩猟可能な動物かの判断)
私のように他の猟の免許を保有している受験者は、知識試験について法令や動物に関する問題が免除され、問題数が猟具に関する問題10問に限定されます(一部免除でない場合は30問)。
既に罠猟の免許を保有しているのなら、銃に関する知識10問が出題されることとなります。
この場合、70%、7問正解で合格となります。
スケジュール
午前の部
9:00 受付開始
9:30 試験説明開始
9:45~11:15 知識試験
12:00 知識試験の合格発表
一部免除の受験生でも、試験開始は一部免除でない受験生と同じ時間ですので注意が必要です。
知識試験の終了後、その場で合格発表が行われます。
ここで合格となった人が午後の試験を受験できることとなります。残念ながら不合格だった人は帰宅となります。
私は、少なくとも1問は間違え、自信がない問題が2問あったのでかなり不安だったのですが、滑り込めたようで合格。県南の受験生は全員合格したようです。
この日も(やはり正確には分かりませんが)全体では2~3名ほどが不合格だったようです。
午後の部
13:00~ 身体検査、実技試験
前回の罠猟の試験と同様、視力や聴力の検査、一定の身体運動を行い、これらが通ると、実技試験となります。
今回は銃の実技なので、前回の罠よりも課題が多く、複雑です。
銃の写真は昨年の狩猟説明会の際のものです。
銃の点検、分解・結合、装弾・脱包、射撃姿勢、銃の受渡し等の動作を行います。
注意を要する点としては銃口を人に向けないことのほか、特に、銃の点検の際の1回以外、引金に指をかけないことです。これをしてしまうと大幅な減点となります。
私の試験の際も、しばしば試験官の視線が引金部分に注がれているのを感じました。
銃は装薬銃のほか、空気銃でも取扱いの試験が行われます。ただ、空気銃は装薬銃よりも動作の数は少な目です。
その後、動物の絵が描かれたパネルを見ながら狩猟可能な動物と禁止されている動物を判別する試験が行われます。動物の種類は罠よりも多い16。鳥が対象となるためと思われます。
この日は受験生が多かったため試験終了時間は受験生ごとにかなりバラツキがありました。私が終わったのは3時30分頃。
しばらく待っていれば合格発表がされるのですが、この日は仕事があったため試験場を出ることに。
翌週にインターネット上で合格発表を確認。無事合格でした。
銃猟を始めるには更に銃所持許可が必要
銃猟免許は、銃を使用して猟をしていいという免許であり、銃を所持するためには、別途そのための許可が必要となります(申請先は警察)。
所持許可のための講習会等は4月以降であり、最終的に銃の所持許可が出るまでは半年以上かかるため、今期の猟で銃を使うことは、いずれにせよできません。
今ある罠のみで対応することとなりますが、獣害防除(動物による農業被害等の防止)をメインとするつもりであり、そのためには罠の方が適切とのことですので、他の手段と組み合わせた手立てを考えているところです。
やはり予備講習は受けておいた方がよい
狩猟免許試験の1~2週間ほど前に猟友会が主催する予備講習会が行われます。
罠猟でも銃猟でも行われています。
狩猟に関する知識の重要な部分を教えてもらえるので勉強が効率的になります。
また、罠以上に銃は実技の内容が多く複雑なので、罠以上に受講を強くお勧めします。
私も前の週の予備講習を受けたのですが、受けておかなければ間違いなく合格できなかっただろうと思います。
ちなみに、こんなテキストや例題集が貰えます(受講料は必要ですが)。
受験までの流れ
狩猟免許も通常の試験同様、予め申し込んでの受験となります。
多くの方は、
受験申込
↓
予備講習
↓
本試験
の流れとなります。
詳細は猟友会公式サイトからご確認ください。