次期衆院選立候補予定者発表

先頃、日本第一党の次期衆院選の立候補予定者が正式に発表されました。

比例は名簿順に、中村和弘氏、瀬戸弘幸氏、岡村幹雄氏、堀切笹美氏。

桜井誠党首は小選挙区。

中村氏が立候補予定者であること、特に議席に最も近い名簿第1位であることに強い驚きを覚えた党員の方は少なくないのではないでしょうか。私も大変驚きました。DMを送って来られた方もいました。

他方、この件について述べた意見に対して色々意見をいただいていますが、そもそも前提事実の部分を知らない、論点がかみ合っていないなど、議論が錯綜している感がありますので、ここに事実の部分と、私なりの論点整理を記載します。

 

外国人配偶者について

驚いた理由は、中村氏の配偶者が外国人(フィリピン人)であること。

政治家、特に国政を担う国会議員の配偶者が外国人であることは日本、日本人に危険を及ぼす可能性が十分すぎるほどにがあります。

政治家の配偶者の国籍について

詳細はブログをお読みいただきたいのですが、それでも問題ないと言う方もいます。それはそれで考え方の1つではあります。

 

また、日本第一党は排外主義ではないという意見もあります。

念のため、外国人と結婚するなとか、外国人と結婚した日本人は国籍を剥奪して国外追放しろとか言っているわけではありません。外国人と結婚するのは自由です(ブログにあるように子供が迷い悩むことは少なくないので慎重に考えては欲しいですが)。ただ、外国人と結婚した、配偶者が外国人の者が政治家になることの危険について述べています。

日本第一党は排外主義ではなくとも、日本第一主義、日本の存立と日本人の安全・利益を守る政党のはずです。

実際、国防を担う自衛官が外国人と結婚することについては皆さん批判されているところと思います(実際、情報流出事件がありました)。国政を担う政治家-時には自衛隊こと軍隊を動かすこともあります-が外国人と結婚することは皆さん容認されるのでしょうか。

 

帰化1世の政治家の容認について

更に、先日のVR街宣動画の中で、帰化1世の政治家を容認する発言をしました。

 

帰化者の部分は4:30~です。

日本人とは何ぞやというのは確かに1つのテーマではありますが、今問題なのは外国・外国人が日本の政治に介入し、日本の存立、日本人の安全・利益を脅かす危険についてどう考えるかではないでしょうか。

 

路線変更か

私は、外国人配偶者の件、帰化1世の政治家の容認の件は党の根本部分の変更、多文化共生、グローバル政党への路線の変更なのだから党員に周知し、党大会なり相応の手続を経るべきだと述べました。

外国人配偶者について

まず、そもそも政治家の配偶者が外国人であることはさほどの問題ではない。だから路線変更というほどのものでもないという意見があります。

この問題は最悪の場合、全ての国会議員が配偶者が外国人である者、あるいは自身が外国にルーツを持つ者で構成されうるということですが、それでも問題ないと言うのであれば(当然賛同できませんが)、それはそれで考え方の1つだと思います。

後に述べるように、後は党員の皆さんがどう判断するかです。

 

また、外国人配偶者については、綱領・政策に明記されていないから路線変更ではないという意見もありました。

これも「被選挙権に3世代以上に渡る日本国籍があること等の条件を追加し、国益にそぐわない議員の輩出を防ぐことを目指します」という政策文言の「等」「国益にそぐわない」に該当するという言い方もできます。

ただ、そんな解釈論をしたいわけではありません。ここは裁判所ではありません。党の目的、存在意義、党是の問題です。

ポスティング用のチラシに「50年、100年先の将来の日本のために」とあるように日本を日本人の国として残すと言いながら、50年、100年先の日本に禍根を残しかねないことをするのは党是に抵触する、客観的に根本部分、路線の変更だと考えます。

 

帰化1世の政治家の容認について

これは中村氏個人の考えを述べたものだから、これを以て党の路線変更とするのは早計だという意見があります。

確かに、個人の意見を述べただけで路線変更というのは早計かもしれません。しかし、中村氏は党の中核をなす要職、幹事長です。それでいて、その後党から、あくまで中村氏の個人的意見であり党の政策とは異なるというアナウンスはありません。

帰化1世の点については党の政策としても明記されているのですから、党は容認したというほかありません。

むしろ、あくまで中村氏の個人的意見とするなら、今度は、そのような党の根本政策と全く異なる考え方の人物をどうして幹事長という要職に就けたのかという、党首の任命責任の問題にもなってきます。

 

チャンスになりえた

今回の中村氏の配偶者の件については、逆にチャンスになる可能性がありました。

 

立候補の打診を受けた際、中村氏が自ら配偶者の件を公表した上で、泣いて馬謖を斬るほどの覚悟を明示すれば、「そこまで私情を捨てて挑もうとするのか。それなら応援しよう」という有権者も出てきたでしょう。

党についても「色々言われている政党だが、そこまで首尾一貫して日本のために頑張るというのなら支持しよう」となったかもしれません。一足飛びの支持にまで至らなくても、見る目が変わったのは間違いないでしょう。

 

逆に、多文化共生、グローバル政党への路線変更を目指すなら、その点でもチャンスはありました。

中村氏は動画の中で「三代の戸籍を開示して悦に浸っている者」について述べています。

これは、私と原田陽子那珂市議のことだと思いますが、もしもここで中村氏が「三代の国籍は当然の事過ぎて、かえって開示までは気が回らなかった。今からでも戸籍を開示する」と、ご自身の戸籍を開示した上で、「それでも、これこれこういう理由で帰化1世の政治家を容認する」と主張したなら(これも当然賛同できませんが)、説得力は増したでしょう。

路線変更で行くなら、これを承認する党員も出てきたかもしれません。

 

ちなみに、そもそも自身の来歴を最初に開示したのは岡村幹雄(みきお)氏です。

戸籍開示ではなく、ご自身のブログに掲載するという形ですが、岡村氏の来歴を説明されています。生真面目な岡村さんらしいな、などと思っていたのですが、これも「自分のブログで来歴を開示して悦に浸っている者」ということになるのでしょうか。

 

党本部への申し入れだけで完結する話か

私がネット上で意見を述べることに対し、党本部ないし党首に直接言えという意見があります。

党本部へは複数回申し入れをしました。無論、文書で行いました。

党首は確かに党の最高責任者ではありますが、数いる役員の1人という面もあります。党としての意思決定に関し党首お1人のみと話して変更や修正を求めるのは、組織としての政党として問題があります。

他の役員の方々にも趣旨が正確に伝わるよう、文書で申し入れをするのが妥当と考えます。

 

また、党本部の裁量の範囲内の件については、決定したことについては私は何も言っていません。

今回の名簿について、そもそも党首が第1位になっていただきたかったと思っています。

都知事選前にお会いした際、政治に興味がないということは仰っていたのですが、せめて、党が離陸するまでは議員として頑張っていただきたかったというのが正直なところです。

ですが、小選挙区で出るか比例で出るかは党本部の裁量ないし戦略の範囲内であり、決定した以上、あれこれ言うつもりはありません。

 

ですが、党是に関わる部分は別問題です。

安倍総理と閣僚だけで憲法を変えられない様に、党是に関わる部分は、党首、幹事長、選対委員長といった党本部役員だけで変えられるものではありません。

変えたいのであれば、党大会なり相応の手続を経て、党員の承認を得るべきです。

 

この点、一般党員といえど投票権を持ち、党の政策形成の一端を担うものです。

であれば、党是に関わる、党員が判断すべき事項については、むしろ公に自分の認識・考え方を述べるべきではないでしょうか。その上で、各党員が考え、是非を判断する。

仮に憲法改正の国民投票が行われることとなったとき、自分はこう思うと意見を述べる有権者に対し、内閣や議会に言えという人はいないでしょう。

そのような、党員が判断すべき事項に関してまで党本部へ言えで片付けるのは、選挙における棄権にも似た、一種の責任放棄ですらあります。

 

今後の選択肢

では、私は候補者の変更を何が何でも求めるのかといえば、そういう訳ではありません。確かに私は今回の件は客観的に路線変更だと考えています。ですので、

党是を変えないのであれば候補者の変更を。

候補者を変えないのであれば党是の変更を。

それぞれ行い、今の矛盾状態を解消して欲しいとは思っています。他の選挙に影響を及ぼすからです。

 

すなわち、つくば市に限らず、他の地域でも市議選に出馬を考えている党員の方がいます。

にもかかわらず、今の状態のままでは、「日本人のための市政を」と訴えたところで「あんたのとこ、言っている事とやっている事が違うじゃないか」と取り合われず惨敗という事にもなりかねません。これでは、皆、ただの犬死になります。

 

党是の方を変更するのであれば、党大会なりの手続を経て、その上で党員が承認したのなら、残念ではありますが、それはそれでいいのです。自分の主張を押し通そうとしていると意見もいただいていますが、きちんと党員の承認の元に路線変更をしたのに、「いや、ジャパンファーストで行け」などと押し付けるつもりはありません。

あるいは、党是の変更ではない(党本部もこの見解です)と党員が肯認するなら、それはそれでいいのです。

更に、党是に関わる部分でも党首・党本部役員が変更することを党員が肯認するなら、それもそれでいいのです。ただ、これは組織としての政党はやめるということになりますが。

 

党本部へ、党首へという意見が少なからず寄せられていますが、党本部の見解が固まったのであれば、後は党員各位の判断です。

その判断の結果は尊重します。

私はその判断結果それぞれに対応するのみです。