戦争を招き寄せた「平和主義者」

東アジアの安全保障環境は厳しさを増す一方であり、有事も現実味を帯びてきている。これに対応するために様々な防衛政策が実行に移されている。

そして、その政策に対して、「戦争に行くのは若い世代なんだぞ!」と叫ぶ面々がいる。

君らが戦争に行くことのなるのだから若い世代は反対しろという趣旨だ。

確かに、戦争になれば銃を取るのは多くは若い世代であるのは事実だ。私は一応予備自衛官なのだが、技能(法務)なので戦闘要員としてはあまり期待されていない。

 

だが、そもそも、だ。若い世代が戦争に行かなければならなくなる要因は何か。

「戦争に行くのは若い世代なんだぞ!」と叫ぶ面々が長年してきたことは、諸々の防衛政策、安全保障政策に反対する、基地反対活動などの「平和活動」で自衛隊やアメリカ軍の動きを阻害する、憲法9条を持ち出して、そもそも自衛隊の存在自体を否定する。

日本が戦う相手は中国になる。状況によっては韓国、北朝鮮が加わる可能性もある。その中国の方からすれば日本の状況はどう見えるか。

「日本国内には我が中国に味方して、日本の防衛強化を妨害し、基地の機能を低下させてアメリカ軍や自衛隊の動きを妨害し、反戦平和を叫んで日本国内の戦意を低下させる内応者がいる。これは一気呵成に攻めかかればワンチャンあるのでは?」といったところだろう。

要は、いっちょやってみるか、ということ。そして、そう思わせたのは「戦争に行くのは若い世代なんだぞ!」と叫ぶ面々だ。

無論、戦争に至る筋道は様々な要素が絡むので、それだけが要因という訳ではないが、少なくとも一因にはなっている。

若者が戦争に行かなければならなくなったとしたら、その戦争を招き寄せたのは、得意顔で「戦争に行くのは若い世代なんだぞ!」と叫ぶ面々だ。

 

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