以下は、特段社会学的見地から検証したご大層な評論ではない、ただのぶっちゃけ話。

 

左翼はなぜ反日か。

左翼の反日を一言でいうのなら、振られ男の逆恨みだ。

要は、日本が左翼国家にならなかったから。

 

左翼、現在はリベラルと称することが多いが、もともと、概ねは社会主義、共産主義思想を持つ者を言った。

しかし、ご存知の通り、日本は社会主義化、共産主義化はしなかった。左翼国家とはならなかった。

そして、これからもなることも、もうないだろう。

今から旧ソ連や東欧、中国、北朝鮮の後追いしようという日本人など殆どいないだろう。

 

もっとも、左翼国家化の可能性がゼロになったかといえば、そうではない。

確かに、日本人が左翼国家を選択するということは、限りなくゼロに近いと言ってもいい。

ただ、外から左翼国家化させる可能性は残っている。

他の左翼国家に侵略させ、併呑させることだ。最有力候補は、やはり中国だろう。

自衛隊反対も、安保反対も、スパイ防止法反対も、沖縄基地反対も、オスプレイ反対も、そして憲法9条改正反対も、中国による侵略を容易にするためだ。

平和だ憲法だと騒いで自衛隊反対等々を主張する者達をお花畑と批判する人もいるが、彼らは別に脳に欠陥があるわけではない。左翼には東大出がゴロゴロいる。

 

左翼は、明確な目的意識を以って歴とした工作として行っている。

 

実際のところ、中国や北朝鮮へ行って侵略反対と叫んで投獄でもされたら、お花畑と言ってもいいだろうが、彼らがそんな活動をしたとは寡聞にして知らない。

何の根拠もない虐殺やら強制連行やらを世界中へ吹聴して回っているのも-日本に対する嫌がらせも当然あるが-日本はこんな酷い国だと喧伝することで、日本への侵略を正当化し、日本を支援する国を減らすこと。あわよくば中国(あるいは北朝鮮、韓国)の味方を増やすことが目的だ。

こんな嘘を真に受ける国などないと能天気に考えることの方が、よほどお花畑だ。放っておけば取り返しのつかない災いとなる可能性がある。

地球の反対側付近にブラジルやアルゼンチンという国がある。アルゼンチン人が日本へやってきて、昔ブラジル人に多くの人が虐殺されたんだと涙ながらに訴えたら、そんなことがあったのか、くらいに受け取る日本人は普通にいるだろう。

 

では、共産党中国が崩壊し、外からの左翼国家化の可能性が完全にゼロになったら、彼らは反日活動をやめるのか。

やめない。

彼ら左翼の行動原理は、左翼云々以上に、日本に対する敵意と悪意、すなわち反日となっているからだ。

なぜ彼らが「平和活動」「護憲運動」で中国による侵略の手引をしなければならないのかといえば、その前に、日本人自らが左翼国家になることを拒否したからだ。

彼らの訴えかけた社会主義、共産主義の主義、思想を受け入れなかったからだ。

自分達の主義、思想を受け入れなかった日本が、日本人が許せない、憎い。徹底的に貶め、破壊してやる。

こんなところだ。

 

左翼がなぜ反日かについてはもっと専門的知見からの分析がなされているが、極めて大雑把に言ってしまうなら、プロポーズを断られた男が逆恨みし、逆切れして相手の女性をデタラメな風評で貶め、女性が襲われて惨たらしく殺されでもしたら、両手両足を打って大喜びするようなものだ。

振られ男の逆切れ、逆恨み。

 

左翼も自分達のイメージが悪いことには気づいたようで、最近ではリベラルと称するようになってきている。

左翼(改めリベラル)が、本来の意味の左翼から外れ、反日となったことは、韓国や犯罪者への肩入れなどにも表れている。

そもそも左翼の立場からすれば、韓国と北朝鮮について言えば、本来は資本主義国家である韓国を強く批判しなければおかしい。

実際、かつては、左翼は韓国を軍事独裁国家とか、まともじゃない国と罵倒し、北朝鮮を地上の楽園と礼賛していた。

ところが、現在では左翼は韓国を持ち上げているのはご存知の通り。

本来の左翼であるなら、資本主義国家である韓国が日本を貶めるような活動をしたなら、大いに批判し反論するのが筋のはずだ。だが、実際にやっていることは韓国と組んで世界中で日本を貶める活動。あの悪趣味な慰安婦像もその1つだ。

 

今でも左翼の本命は北朝鮮であるが、日本の左翼国家化は絶望的だ。日本が、日本人が許せない、憎い。徹底的に貶め、破壊してやる。

そのためなら、資本主義国家だが、反日国家ではある韓国とも手を組んでやる。

あるいは「敵(日本)の敵(韓国)は味方の理論」か。

実際、資本主義云々さえ置いておけるなら、反日という点では韓国はこれ以上ない同志だ。

日韓議連に、自民や公明だけでなく、旧社会党、現在の立憲民主や社民、共産といった左翼政党の議員が加わるという、本来おかしな現象が起きている。

マスコミも同様だ。かつて韓国を批判していた朝日も、韓国に肩入れし擁護する報道(という名のプロパガンダ)を垂れ流している。

 

犯罪者への肩入れも同様だ。

刑罰の引き上げや少年法の改正、刑事法改正による捜査手段の拡充を必死で叩き、死刑廃止を訴えている。

人権を叫びながら、何の罪もない人を殺害する犯罪者を擁護し、犯罪をしやすいようお膳立てをする。

自分達に代わって、自分達の手を汚さず、日本人どもをぶち殺してくれる犯罪者は愛おしくてならないのだろう。

 

では、海外ではどうか。

海外でも、当然左翼あるいはリベラルはいる。現役の(?)社会主義共産主義国は勿論、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツといった欧米の資本主義国にもいる。

だが、虚構を世界に垂れ流して自国を貶めるようなことをする者は、今のところはいない。いるのかもしれないが、調べても見つからない程度の数だ。

私は欧米に行った事も住んだこともないので外から見ての判断になるが、理由としては、日本に比べればだが、まだ左翼が受け入れられる土壌はあること。いわば逆切れをするまでの状態ではないことが考えられる。

とはいえ、それ以上に、半世紀以上前のように、○○人民共和国みたいな国が誕生するところまで行くかといえば、それはやはり疑問だ。

それゆえか、欧米の左翼も、本来の左翼から反国家へ走り始めているようだ。

 

移民推進やポリコレによる国家社会の破壊だ。

掲げるスローガンは社会主義、共産主義から、グローバリズム、リベラリズムに置き換わっている。

移民で無茶苦茶になっているヨーロッパだが、左翼が移民推進というのは本来おかしなことだ。

左翼の労働者擁護という思想で言えば、労働者を路頭に迷わせる移民政策には体を張って反対しなければならないはずだ。奇妙なことに極右と呼ばれる政党や団体が雇用を守れと叫んでいる。

欧米の左翼も、本来の左翼から外れ、反国家へ走り始めている。ある意味日本の左翼の後追いを始めている。

そのうち、移民推進を正当化するために、日本の左翼と同じように反米プロパガンダを垂れ流すアメリカ左翼や、反仏プロパガンダを垂れ流すフランス左翼なんてものが出てくるかもしれない。