皆さんご存じの通り、いわゆるLGBT法案が自民党の内閣部会において部会長へ一任、事実上の了承となり、その後の総務会でも了承となった。

法案の問題点について簡単に述べておくと、まず、これがコラボ問題同様の公金利権になること、その公金が、この安全保障環境の最中、外国に流れる可能性もあること、女性、子供が犯罪被害にあう危険があること。

自民党の部会においては、法案に賛成10に対して反対15・慎重3と反対慎重が多数となっていたにも関わらず、部会長一任となった。

自民党の手続において部会長一任は、原則全会一致、次いで多数決とのこと。いずれにせよ反対多数で一任というのは本来ありえない。

それでも、その後の総務会で突き返されでもしたのならまだ弁護の余地はあるのだが、総務会でも了承となった。

現時点では法案は成立に至ってはいないが、成立するしないの次元の問題ではない。自民党は、ルール、それも自分で定めたルールを跳び越すということをしてしまった。

これは「法に反しているから何ですか」と叫ぶ共産党と同じこと。

自民党の支持者は左派政党を立憲共産党などと笑っていたが、これでもう笑うことはできなくなった。それどころか、今後は自民党が自由共産党と言われても反論できなくなった。同じことをしたのだから。

自民党内にいわゆる保守系の議員を増やすこと日本を守ろうという意見があり、私もそのような要望(自民党から議員になってほしい)をいただいたことがあるが、増やしたところで都合の悪い意見は無視、ルールも無視ではどうにもならない。

自民党は、一線を越えた。

この件は、自民党の終わりの始まりになるだろう。