タイトルからして抵抗を覚える方も少なくないかと思う。

事務次官で年収およそ2500万円。一般的な国民からすれば高額に見える。これをさらに引き上げるのかと。

だが、政策を作っているのは実際は官僚。その仕事は多くの国民の生存、生活を左右するし、職責によっては国家の存亡がかかってくる。最終的な責任を取るのは政治家であれ、大企業の経営陣をはるかに上回る重責、重圧。

その重責に対して現在の給料は低いと思う。

なので、官僚の給料は倍以上に、大幅に引き上げるべき。職責、重責によっては2倍が3倍、5倍、あるいは10倍でも良いと考えている。

他方、天下りは禁止すべきだ。

コラボ問題も、厚労省官僚の天下り先確保が一因とされている。今の日本の問題の少なからぬ部分が、この天下りが一因となっていると考える。

ただ、人材活用という点も軽視はできない。官僚というと勉強が得意なだけの頭でっかちなお坊ちゃんというイメージを持っている方も少なくないかもしれない。

私の司法書士試験合格同期に財務省OBの方がいる。東京青山で活躍しているが、極めて優秀だ。

東大卒をコツコツ飛ぶウサギと表現した方がいるが、納得だ。官僚OBは縁側で猫を抱かせておくのはもったいない。

なので、この人材活用の方法の検討は必要ではある。ただ、天下りの弊害は極めて大きい。先のコラボ問題も最悪、公金が韓国さらには北朝鮮に流れている可能性もある。

官僚の給料の引き上げとセットで天下りは禁止すべきと考える。