自民 衆院補選に帰化1世を公認
4月に予定されている衆院千葉5区補選について、自民党は英利(えり)アルフィヤ氏を公認候補として擁立する方針を固めた。
アルフィヤ氏は前回の衆院選にも立候補し色々物議をかもしたのでご存じの方も多いと思う。
中国のウイグル自治区出身、元中国籍。帰化して日本国籍を取得し衆院選に出たことになる。
帰化議員については様々問題があり、私は一定の制限を設けるべきと考えているが、ともかく現行法上はアルフィヤ氏のような帰化1世でも国会議員になることは可能となっている。
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「日本の為に働く」と言えない公認候補者
アルフィヤ氏の言動については色々批判がある。
前述のように帰化1世であるにもかかわらず2世であると誤認させるような発言をしたこと等々。
それらの中で、私が最も強い不信を抱いたのは次のもの。
日本と中国が戦争になったとき、日本の為に、かつての母国中国と戦えるのかという疑問に対して彼女は「差別的だ。多様性がない」と疑問には正面から答えずレッテル貼りで返したことだ。
帰化議員への不安の大きな理由の1つが、本当に日本の為に働いてくれるのか。自分の母国の為に働いてしまうのではないか、というものなのではないか。
帰化でない日本人でも立候補者が本当に国家国民の為に働いてくれるのかは、当然、国民の大きな関心事だ。
それが帰化人となれば、より大きな関心、そして不安を覚えるだろう。それはごく自然な感情だ。
アルフィヤ氏はそのことを分かっていたからこそ、帰化1世であるにもかかわらず2世であると誤認させるような発言をしたのではないか。
この、ごく自然な国民の疑問、不安に差別主義者のレッテル貼りで返す。これは左派、立憲共産あたりと変わらない。
それにしても、だ。
アルフィヤ氏は、「取り敢えず口先だけでも、「帰化して日本人になった以上は、日本と中国とが戦争になったら日本の為に中国と戦う」と言っておこう」くらい思わなかったのだろうか。
無論、口先だけで言うことは国民を欺くものであるから、勧めているわけでは当然ない。
「チンケな愛国アピールなど不要。自分に都合の悪い意見は差別主義者のレッテルを貼って封殺すればいい」という考え方の人物なのだろうか。
そうだとすれば前述のように左派と変わらない人物という事になる。
あるいは、口先だけでも「日本の為に中国と戦う」とは言えない何かしらの事情があるのか。
いずれにせよ、とても日本の為に働くとは思えない。それどころか国政を信託するには危険な人物だと思う。
「日本の為に働く」と言えない候補者を公認した自民
そして、自民党はこのような人物を再び公認候補にした。
「日本の為に、日本国民の為に働く」という当たり前のことさえ言えない人物を。
最初、このニュースを聞いたとき誤報ではないかと思った。
今回は500近い衆院の議席の1つを決める補選に過ぎないものではある。
だが、自民党の公認候補擁立は、自民党という政党が日本という国を、日本人をいかに軽んじ、馬鹿にしているか示唆するに十分すぎる。
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